大坂なおみ 東レ 初優勝

2019年9月22日(日)、女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープンは、シングルス決勝が行われ、世界ランク4位で第1シードの大坂なおみ(21/日清食品)が世界ランク41位のアナスタシア・パブリュチェンコワ(ロシア)をセットカウント2-0(6-2・6-3)のストレートで下し、本大会3度目の決勝で初優勝を飾りました。

スコアが示す通り、決勝は大坂なおみが常に主導権を握り、終始パブリュチェンコワを圧倒した内容でした。

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確率は50%を割ったファーストサーブでしたが、最速195キロを記録。ファーストサーブが入った時のポイント獲得率は、何と100%!つまり、大坂選手のファーストサーブが入った時には、パブリュチェンコワ選手は1ポイントすら奪えなかったことになります。

今大会期間中、大坂選手の練習相手を務めたのが、片山翔(30/伊予銀行)選手。

片山選手は、テニスの名門柳川高(福岡)で2006年に高校総体、大学では2009年インカレを制覇。プロ転向後は、2015年全日本で4強入りした現役のプロ選手。

その片山選手は大坂選手との練習では、彼女の打球について以下のようなコメントしています。

「女性のボールじゃない。ちゃんと構えないと打ち返せないほど球が重い。」

2019年シーズンは、年頭のグランドスラム全豪オープンで優勝し、世界ランキング1位に輝いたものの、その後は極度の不振に見舞われました。

しかし、東レ2019年大会は大阪開催となったことが運命だったのでしょうか、生まれ故郷である大阪で、大坂選手は全試合1セットも落とさず初優勝。大坂選手自身としては、3度目の正直での同大会制覇。日本国籍の選手としては、1995年の伊達公子さん以来24年ぶりの快挙を成し遂げました。

大坂選手も、「ここ数カ月で経験したことがいい形で表れた。ここでそうなったのは、運命を感じている。」と語りました。

2019年は、グランドスラム優勝があるとはいえ、その他の大会では早期敗退が続き、2度のコーチ解任劇もあり、内容的には不本意なシーズンであったことでしょう。

大坂選手は、既に新しいコーチを模索し始めて、2020年シーズンへ準備しているはずです。

この東レ大会初優勝の期に、来シーズンは、強い大坂なおみ選手の復活が期待されます。